賃貸物件に住んでいて、害虫が発生した際は、どうしたら良いのか分からず困ってしまう方も多いかと思います。
焦って悩みを抱える前に、対処法や費用の問題を確認しておくことが大切です。
今回は、賃貸物件で害虫が発生した際の対策や費用負担の問題について詳しくご紹介します。
賃貸物件で害虫が発生した際の対策
害虫が発生した際には、害虫が増えて状況が悪化する前に、しっかりと対策をとって駆除することが大切です。
賃貸物件の害虫対策としては、害虫の侵入経路を塞ぐこと、部屋のなかの害虫をすべて駆除すること、害虫が忌避する環境を作り侵入を予防することの3つの対策が重要と言えます。
まず害虫の侵入経路を塞ぐには、排水管・排水口や換気扇、ドレンホースなどに、それぞれ専用の防虫網などを用意しておくことが大切です。
駆除よりも先に侵入経路を塞ぐことで、より効果的に駆除できるようになります。
この際、食器などに駆除剤の成分が付着するため、終わった後は必ずよく洗い流すことが大切です。
駆除が終わったら、次に害虫が忌避する環境を作り侵入を予防することが必要になります。
予防方法としては、侵入経路のあたりに毒餌を仕掛けたり、ミントの香りがするものを置いたりして、部屋のなかに入って来るのを防ぎます。
賃貸物件で害虫が発生した際の費用負担について
害虫があまりにも大量に発生している場合や、部屋のなかの状況が深刻になるほどの量の場合は、専門の害虫駆除業者への依頼が必要になります。
その場合、多くの方が悩まれるのが費用負担の問題です。
通常、駆除費用は基本的に入居者負担とされていますが、建物の老朽化が原因であったり、水回りの配管の劣化など、建物側に落ち度があったりする場合は、条件によっては管理会社や賃貸物件の貸主側が費用を負担するケースもあります。
また賃貸物件では以前住んでいた方の部屋の使い方が原因となって、害虫が発生してしまうケースも多いのが特徴です。
このような場合だと、管理会社や貸主側の責任として認められず、現在の入居者の費用負担で駆除を依頼することが多いため、よく確認しておくようにしましょう。
ただ、場合によっては駆除費用や引っ越し費用などを負担してもらえることもあります。
困った際は、一度管理者側と相談してみることがおすすめです。