引っ越しの時には、大きな荷物を荷台に固定したり、たくさんのものをまとめたりする必要があります。
そんなときに、荷物をしっかりと固定でき、まとめることのできる結び方を活用してみましょう。
今回は、引っ越しの荷造りの際に便利な紐の結び方についてご紹介します。
引っ越しの荷造りで荷物をまとめる時に役立つ結び方とは?
ここでは、実際に引っ越しの荷造りで荷物をまとめる際に使える代表的な結び方「十字結び」についてご紹介します。
荷物をまとめる際の参考にしてください。
十字結び
簡単でシンプルな十字結びは、ダンボールや本をまとめる時などに役立つ結び方です。
まず、紐を床に「十」の字(数字の4の形)になるように置きます。
紐が交差している部分に、本やダンボールなど、まとめたいものの中心部分が重なるように置きます。
左上の輪になっている部分の紐を前方に引き寄せ、右側に出ている紐を輪の中にくぐらせてください。
紐を端の方など安定するところできつく締め付けて結んだら完成です。
ロープを選ぶポイント
ロープには、素材やかたちなどさまざまな種類がありますが、どれを選んだらよいのか迷われる方も多いのではないでしょうか。
新聞紙やダンボールなどをまとめる時には、滑りづらく抜けにくいポリプロピレン(PP)製のものを選ぶのがおすすめです。
ポリプロピレン製の紐には、フィルム状のものや2~3本のロープをより合わせたものなどがあり、後者のほうがより頑丈にまとめられます。
紐のタイプによって価格も変わるので、荷物の重さや運ぶ距離によってロープを決めるようにしましょう。
引っ越しの荷造りで荷物を固定する時に役立つ結び方とは?
トラックなどの荷台で荷物をずれないようにするには、どのような結び方が役立つのでしょうか。
便利な結び方をいくつか簡単にご紹介します。
もやい結び
バケツの上げ下げや人命救助にも使われるもやい結びは、荷台で荷物を動かないようにする際にもおすすめです。
ロープの輪に2回ロープの端を通して結んだら完成です。
もやい結びで輪を作ると、結び目がずれないので輪の大きさが変わらず安定します。
輸送結び
輸送結びは輸送関係ではよく使われる結び方で、「動滑車の原理」を応用して結ぶため小さな力でも強く結び付ける力を発揮します。
南京結び
南京結びは、型崩れしそうな荷物を結ぶのに向いており、慣れれば短時間で結ぶことができるようになるので、比較的活用しやすい結び方です。
荷台に荷物を固定する際のポイント
常に振動が生まれるトラックには、しっかりと荷物を固定しないと荷物が破損してしまう可能性があるので注意が必要です。
振動に耐えられるように結ぶだけでなく、荷物の周りにはできるだけ空間を空けない積み方をしたり、数か所結んだりするなど、工夫することで荷物の転倒や型崩れを防げます。