賃貸物件で停電が発生した場合の対処法がわからない方は多いのではないでしょうか。
慌てずに行動するためにも、正しい対処法を知っておくことが大切です。
そこで今回は、賃貸で停電したときに確認すべきことや事前にできる対策についてご紹介します。
賃貸で停電したら何を確認したらよい?対処法もチェック
賃貸で停電が発生する場合、以下のような理由が考えられます。
●電力の使用量が多すぎる
●自然災害などで供給トラブルが起きている
まずは足元に気を付けながら、以下の手順で確認作業を行いましょう。
分電盤を確認する
まずは分電盤を開き、ブレーカーの状態をチェックします。
すべての部屋で照明や家電が動かない場合、まずは主幹ブレーカーが切れていないかチェックしましょう。
また一部の家電やスペースで電気が使えない場合、個別ブレーカーが切れていないかチェックしましょう。
どちらかが切れている場合、照明や家電の電源を落としたり、コンセントを外したりした状態でブレーカーのスイッチを入れることが大切です。
なぜなら、電力が戻るときに大きな電圧がかかって、家電が故障したり火災につながったりする危険性があるからです。
自然災害などが原因の停電ではないか確認する
分電盤に異常がない場合、自然災害によるトラブルを疑いましょう。
まずは自分の自宅以外の電気が点いているかどうか確認するために、建物の共用スペースや道路の街灯、近隣住宅の明かりを見てみてください。
もし近隣住宅も含めて明かりが点いていない場合は、強風や大雨などによって電線に異常が発生している可能性が高いです。
電力会社による工事が終わるまでは改善しないため、念のために自宅の家電や照明のスイッチを切って待機しましょう。
また、自分の住む建物だけが停電している場合、建物内の配電設備に異常が発生していることが考えられます。
管理会社に連絡をして指示を仰ぎましょう。
賃貸で停電を防ぐための対策とは?停電を乗り切る対処法も
ブレーカーが落ちることを防ぐには、消費電力が大きい家電を同時に使わないように注意しましょう。
たとえば電子レンジやエアコン、ドライヤー、洗濯乾燥機、食器洗い機などが消費電力の大きい家電です。
普通に生活していて頻繁にブレーカーが落ちるのであれば、アンペア数の大きい契約に変更できないか電力会社に相談するとよいでしょう。
一方、災害や建物の漏電などで停電するケースは防ぎようがありません。
そのため、状態が改善するまでの間をいかに安全に過ごすかを考えることが大切です。
たとえば、電気やガスを使わなくても食べられる缶詰などの食料、飲み物などを備蓄しておきましょう。
また、ソーラーパネル付きの充電器やモバイルバッテリー、懐中電灯、ロウソクなどを用意しておくと安心です。