賃貸物件を探す際、広告内でまず目に付くのは家賃です。
しかしそれ以外にもお金がかかる項目が広告にはあるので、家探しをするときはくまなくチェックする必要があります。
広告に表示されているお金は?
広告のお金に関する項目は、主に以下の情報が記載されています。
●家賃、管理費(共益費)
家賃と管理費は、毎月固定でかかるお金です。
一般的には月収の3分の1以下が、無理なく支払える額だと言われています。
●敷金(保証金)、礼金(償却金)
賃貸契約締結時に、物件のオーナーへ支払います。
それぞれ家賃1〜2ヶ月分程度であることが多いです。
敷金は償却部分を除いて退去時に返還されますが、礼金は戻りません。
●仲介手数料
賃貸契約締結時に、不動産会社へ支払います。
金額は半月〜1ヶ月分相当となっています。
賃貸契約が成立したときのみ必要なお金です。
●家賃保証会社の利用料
家賃保証会社の利用を条件にしている賃貸物件は、急速に増加しています。
初回の相場は、家賃の0.3〜1ヶ月分の利用料(数万円の定額の場合も)を支払います。
●更新料、火災保険料
それぞれ2年ごとに必要です。
更新料は家賃1ヶ月分が相場です。
不動産会社から紹介される火災保険は、2年契約で1万〜2万円程度であることが多いですが、見直せば費用を抑えられます。
契約内容のうち、「家財補償」は保険金額が過大であったり、「個人賠償責任保険特約」は他で加入している損害保険と重複していたりすることがあるので、検討する余地があります。
注意点
広告ではそれぞれの意味だけでなく、金額にも注目しましょう。
●家賃と管理費が相場と乖離していないか
一見する家賃が低めに抑えられていても、管理費が割高になっているケースがあります。
もちろんインターネット無料や宅配ボックス、備え付けの家具家電など、設備が充実していれば管理費は高くなります。
しかしそうでなければ、せっかく安い家賃でもトータルの支払額は高くつき意味がありません。
適正な価格帯であるかどうかは、家賃と管理費それぞれの金額をよく確認しましょう。
●初期費用ゼロ物件
敷金礼金が不要の物件があります。
その代わり、退去時にはや鍵交換代やハウスクリーニング費が別途で請求されることがあります。
とにかく初期費用を抑えたい人には嬉しい物件ですが、トータルのコストはむしろ割高となる可能性に注意してください。
まとめ
賃貸広告にまつわるお金や意味について解説しました。
初めての一人暮らしでは、これら費用の他にも引越業者代や家具家電購入などで数十万〜百万円ほどかかります。
ですから家賃金額だけでなく、トータルのコストで検討することが節約のポイントです。
私たち山一管理センターでは、一人暮らし向けの賃貸物件を多数ご紹介しております。
不動産探しで何かご不明な点などございましたら、お気軽に当社スタッフまでお問い合わせください。