賃貸物件を借りる際に結ぶ契約書を賃貸借契約書と呼びます。
今までは、実際に不動産へ行き賃貸借契約書を結んでいましたが、最近は電子契約を取り入れている不動産会社もあるのを知っていますか?
今回は、賃貸借契約の際の電子契約とはどんなものか、電子契約のメリット・デメリットをご紹介します。
賃貸借契約の際の電子契約とは?
電子契約とは、パソコンやスマートフォンなどを使いオンライン上で電子署名をおこない契約を結ぶ方法です。
今までは、賃貸借契約の際に必要な署名や重要事項説明は入居予定者が実際に不動産会社の事務所へ行く必要がありました。
しかし、最近は国土交通省主導のものとオンラインに関する環境が整っていれば需要事項説明と賃貸借契約書の署名をオンライン上でおこなうIT重説が導入されました。
ただ、現在は電子契約などのIT重説は賃貸物件の取引のみに適応されているため、不動産売買に関しては今までとおりの不動産会社の事務所へ出向き対面での契約が必要です。
賃貸借契約の際の電子契約のメリットとは
賃貸借契約をおこなう際に、電子契約が可能になったメリットは大きく3つあります。
1つ目は、不動産会社の事務所まで行く時間と費用が省ける点です。
近くに不動産会社の事務所があれば問題ありませんが、地方に住んでおり東京の賃貸物件を借りる際にはわざわざ東京へ出向く必要がありました。
東京まで行く時間と費用が必要でしたが、契約などがオンライン上で完結するため時間と費用が省けます。
2つ目は日程調整がしやすい点です。
対面での契約が必要な場合、わざわざ不動産会社の事務所まで出向く必要があり、その時間を確保するのが大変でした。
しかし、オンラインであれば契約などの説明を聞く時間さえ確保できれば賃貸借契約が可能です。
3つ目は、郵送などの手間が省ける点です。
紙の契約書の場合、契約書に署名や捺印をした後は郵送したり、届けに行ったりする手間がありましたが、オンラインであればこれらの手間は不要になります。
賃貸借契約の際の電子契約のデメリットとは
賃貸借契約の際に電子契約をおこなうデメリットは主に2つあります。
1つ目は、契約内容の全体像が把握しにくい点です。
契約をしてから、把握していない契約内容があってはトラブルにつながります。
比較的全体が見やすいPDFで契約書を送ってもらうなどの工夫をおこないましょう。
2つ目は、インターネット環境に不慣れであればうまく契約が結べない可能性がある点です。
とくに高齢者など、日常的にインターネット環境に触れていない場合、電子契約ツールの使い方が分からないなどの問題が起こるかもしれません。
まとめ
今回は、電子契約についてご紹介しました。
最近は電子での契約が可能になった賃貸借契約には日程調整がしやすく手間や費用が省けるといったメリットがあります。
しかし、契約書の全体像が把握しにくいなどのデメリットもあるため、電子契約を選択する場合は事前にメリットだけではなくデメリットも知っておきましょう。
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