今回のこの記事のテーマは、賃貸の表札です。
思えば一昔前までは、たとえば電話帳といった個人の名前や電話番号が載った冊子が各家庭に配られていたり、学校では連絡網が配布されたりしていました。
しかし、現代では個人情報を守る観点からそういった類のものは一切目にしません。
そんな時代において、表札はどのように扱えばいいのでしょうか。
表札のメリットとデメリット、出す場合の注意点について見ていきましょう。
何がどう変わる?賃貸で表札を出さないメリットとデメリットとは
賃貸で表札が付いていない家は増えています。
しかし、どういったメリットとデメリットがあるのでしょうか?
表札を出す最大のメリットは郵便物や荷物の受け取りに関することでしょう。
ある会社様にて行われたアンケートによりますと、表札を付けると回答した人と、付けないと回答した人は半々でした。
表札を出すと回答した人たちから寄せられた、表札を出す理由は以下の通りです。
●郵便物の間違いが防げるから
●表札があるおかげで荷物を確実に届けてもらえるから
●同姓の人がいるから
という意見が大多数でした。
他にも、住んでいる賃貸で義務付けられている、常識だからといった回答もありました。
しかし、出す派とほぼ同じ数だけ出さない派の人もいます。
表札は付けないと回答した人の意見はこちらです。
●住んでいる賃貸で出している人が少ないから
●長く住む予定がないから
●根本的に出すのが面倒だから
●訪問販売など迷惑行為を退けるため
●玄関周りには出さない(郵便ポストがあるから)
たしかにオートロック付きの賃貸であれば、部屋に来る段階で、配達員は部屋番号まで特定できていることになります。
つまり、あえて表札まで付ける必要がない、という意見です。
出さないわけにはいかなくなった…賃貸で表札を出す場合の注意点
メリットとデメリットを天秤にかけると、郵便物や荷物の配達員に配慮するより、自身の身を守ったほうが良さそうです。
とくにストーカー被害に遭った方などは、出さないほうが安全でもあります。
表札を出す場合の注意点は下記の3つです。
表札に記載する名前は苗字にのみ留めておく
女性の一人暮らしを悟られないため、できるだけ個人情報をさらさないためにもフルネームは避けたほうが無難です。
セールスお断りといった注意喚起プレートを付けておく
対処法にすぎませんが、玄関先にセールスを撃退する旨のプレートを下げておきましょう。
玄関ドアに目印になるようなものを付けておく
たとえばドライフラワーのリース飾りのような、名前を出さなくとも自宅とわかる目印を付けておくことは非常に意味があるでしょう。
通販でモノを買った際も、備考欄に『玄関にピンク色のリースを飾っている家です』といった目印を伝えておくことで、配達員もスムーズに配達先を見つけられます。
インテリアにもなってお洒落です。